フライフィッシングの魅力

フライフィッシングの魅力・楽しさとは？

と言う事を改めて整理してみようと思った。

人それぞれの楽しみ方があるので、あくまでもわたくし的に考える魅力です。お間違いなく！

良い子の皆さんは鵜呑みにしないようお願いします。

かな～り長文になってます、すんません(^^ゞ

整理し始めて、やはり文章にするのは難しいと感じました。

元々文章力に難ありな自分・・・

既に日常となっている事を、改めて考え、言葉にし、文章にする、そして読んでいる人に分かり易く表現する。

とても難しい。

20年前と比べれば間違いなく熱量は変わっているけど、その魅力を少しでも分かってもらえると幸いです。

フライフィッシングって、なんかいろいろ難しそう、お金掛かるよね？　面倒なんじゃない？

この辺が印象ですかね。

フライフィッシングの楽しさには幾つもの要素があります。

単に魚を釣ると言う事意外の魅力が詰まっているのです。

今日はその辺をお伝えしたいと思います。

「起源」

イギリスの貴族で、格式高いスポーツとして楽しまれたことらしい。

ハンティングですよね。

わたくしは貴族とはかけ離れた底辺に生きる一般人ですが何か？

「ターゲット」

自分の場合は、岩魚、天女魚、山女、渓流魚です。

※フライフィッシングでは海も含め、いろいろな魚がターゲットになります。

「フィッシング」

言わずもがな、魚を釣る事。

単にフライ(毛鉤)を流せば釣れると言うわけではない、幾つもに複雑に絡み合った要素があって初めて魚と対面できます。

戦略を立てるゲーム性も兼ね備えています。

ハンティング要素盛沢山です。

魚の行動を読む

虫の状況を読む

自然の状況を読む

...etc

かと言って、知識量だけで頭でっかちになっても釣れるわけではない。

うんちく語れるからと言って釣れるわけではない！

細かく上げたらきりがないのでこの辺にしておくが、フィールドに出だ時だけ頭を使うのではなく、フィールドに出るまでに如何に様々な事を考えられているか。

なのだと思う。

とは言え、自然相手に思い通りことが進むなど人間の都合でしかない。

だから予習通りに事は進まない、わしの浅はかな考え通りにはいかない、と言う事をよーーーく理解して、現場の状況と照らし合わせ判断する事はキモ！

多くは玉砕くらい、未熟さを痛感する。（自分の場合）

その結果をフィードバックし、次回に活かす・・・

その繰り返し！　でもね、直ぐ忘れてしまうんだなぁ～～(^^ゞ

答えを導き出したぞ！　と鼻息荒くしても、大抵次回ではチンチンにやられるわけです。

人間の愚かさを痛感すると言うパターンなのです。

でも、そうやって少しづつ釣果に繋がる思考や行動が身についていくと、たまに山の神様・川の神様が優しく微笑んでくれたりする。

でも、決して、調子にのらないこと！　これ大事。

直ぐに調子にのる何処のおっちゃん見てて、ほんと痛感です。

そのおっちゃんは学習しないタイプですけどね(^^;)

あっ、友人にも一人おったな！

だから、謙虚さと言うものが大切で、それは普段の生活にも良い影響を及ぼしているのだと思います。

ジジィ化が進むと、この謙虚さが著しく低下するように思えるが、絶対に必要です。(反省会する事度々)

「タイイング」

フライフィッシングで使うフライ(西洋毛鉤)を巻く事。

モノ作りが好きな人にはかなり熱中出来る作業だが、細かい作業が苦手だったりすると、それはそれは苦痛になるでしょうね。

様々なマテリアルを駆使し、妄想力全開で巻いたフライで釣れた時の喜びはひとしおなのです。

騙し合いに勝つ為の武器です。

タイイングが上手い人は釣りが下手と言う話を聞くけど、それでも良いのです。

年々集中力が続かなくなってはきているが、バイスに向かい集中している時間は嫌いじゃない。

このタイイングはゲーム性にも一役買っているはず。

でもね、老眼にはかなり辛い・・・

「フライの種類」

フライには、大きく分けると水面に浮かべて釣る「ドライ」と沈めて釣る「ニンフ」「ウェット」などがあります。

わたくしの場合、自然渓流では「ドライ」専門です。

このドライフライと言う要素が、渓流におけるフライフィッシングの魅力ではとにかく大きいのです。

何と言っても、水面を流れるフライにガバッと食いつくそのドキドキ感！

サイトで丸見えの時など、もう本当にたまらないのです。

狩猟本能くすぐられ熱くなるのです。

いかに魚を騙すか？　知恵比べでもある。

かな～り複雑な要素が絡み合って初めて魚をヒットさせられるが、ドライフライと言っても物凄く奥が深く

何時まで経っても学ぶことが多いのです。

「キャスティング」

ドライフライにはほとんど重さがない、だからフライを狙った遠くのポイントに運ぶためにはキャスティングのスキルが求められます。

それもピンポイントな狭いところにフライを落とす必要があるのです。

ラインの重さとロッドのしなりを使い、ラインを操りフライを運ぶのです。

何と言っても、このスキルをどの程度身に着けているかで楽しさはだいぶ変わるし、釣果も変わってくる。

初心者のうちは何よりライントラブル多発で、嫌気がさして、楽しむどころではなくなる。

ただ、自分の場合、キャスティングヘタクソなので、それほど距離は取らず、かなり近い距離での釣りがメインかなと。

キャスティングが上手い人のループはとにかく美しい！

優雅さまで感じてしまうほどです。

「フィールド」

そして何と言っても、そのフィールド！

自然豊かな景観

手つかずの自然

原始の森

透き通った綺麗な流れ

その素晴らしいフィールドに身を置けるのです。

この満足感は他では絶対に味わえません。

自分の中ではかなりウェートを占めている要素です。

弊害としては観光地にある自然には一切アンテナが動かなくなり、全く感動を覚えるような事がなくなってしまったことだろうか。

季節を感じ、自然を感じながら1日を過ごす。

動物、昆虫、鳥、植物、様々な生き物が暮らす中にお邪魔させて頂き、その時間を堪能すること。

これほど贅沢な時間はありません。

とにかく自然を観察すること、これとても大切。

求めている答えは、全部自然の中にあるのです。（たぶん）

自然の中に身を置いた人間なんて瞬殺されるのです、間違っても人間が自然をコントロールしているとか、たかが自然なんて思ってはいけない。

わたくしの場合、基本奥山の山岳渓流が大好物です。

両面護岸だったり、重機でならされた河原とか見ると一気にゲンナリしてしまう。そこに沢山の魚がいたとしても全く釣る気になれないのです。

でも、不思議なもので、全く人の気配がない、奥山で一人1日中釣りをしていると・・・

極たまにだが、人工物を見てホッとする事もあります。

自然は刻々と変化します。

だから、二度と同じ景色には出逢えません。

これも一期一会ですよね。

苔むした大岩に腰掛けて、何にも考えず、ただただボーーーーっとしている時間。

このような時間を日常生活では絶対に味わえない。

とても贅沢な時間の過ごし方です。

里山も大好きです。

里山は人間が手入れをして初めて里となすわけですよね。

そこには必ず人間の営みがあるわけです。

過疎が進み荒れている現実をいろいろなところで目にしてきました。

朽ち果てる運命なんだろうなと思う景色も沢山あります。

でも、やっぱり里山も大好きです。

ホッとするのです。

こんな自然と共存している景色に出逢える。

手つかずの自然にも出逢える。

フライフィッシング最高じゃないか！！

「体力」

とても体力が必要です。

ファイトー、イッパーツ、ヨロシコー、なのです。

わたしがメインとしているフィールドではだが・・・

若干1名に付き合う時は特にだが・・・

軟弱な自分にはこれかなりシンドイ・・・

日頃の運動不足を痛感し、自分の体たらくさを改めて実感させてくれます。

世界的にみても稀な日本特有の地形もあって、体力なくては山岳渓流は楽しめない。

だから、日頃から健康に気を使うようになった。

でも、毎年アチコチガタが増えてます。病院にお世話になる回数増えてます。

とは言え、オフになると怠けてしまい、シーズンイン時には毎年反省するのでした(^^ゞ

「ストレス解消」

仕事のストレス解消にはいう事なし！

大袈裟ではない、フライフィッシングと出逢ってなかったら仕事をこれほど頑張れなかったかもしれません。

幾つもの大きな壁を乗り越えてこれなかったと思います。

辛い事や大変な事を乗り越えられたのはフライフィッシングのお陰と言っても過言ではありません。

もちろん出逢った仲間の存在も大きい。

わたくし、慢性的な寝不足です。

寝つきが悪く、直ぐに起きてしまう。

どんなに疲れていても寝れない時は眠れない。

でも、釣から帰ってきた日は100%しっかり眠れます。

車中泊の時も100%爆睡出来ます。

もちろん、体力消耗していると言うのもあるが、それ以上にメンタルが大きく影響していると実感している。

車中泊の時なんて、普段では考えられないぐらい爆睡出来るのです。

これまで、どんだけフライフィッシングに救われてきたかはかり知れないのです。

「友人・仲間」

※2001年9月　若いぞ！！

※2022年8月

大切な仲間との出逢い。

ジジイになればなるほど新しい友人を作る事は難しくなりますよね。

でも、フライフィッシングを通じて出逢った仲間は、とてもかけがえのない仲間・友人となりました。

まぁ、中には例外もあるが(^^ゞ

ソロでの釣行、仲間との釣行、楽しさは全く別モノです。

それぞれに良さがあります。

仲間との釣行には笑いが溢れる、笑いが多いと言うのは人間生きていく上でとても大切です。

同じ時を共有出来る喜びは格別なのです。

なんと言っても、その夜の反省会がもれなくセットでついてくる、こんな充実した時間を過ごせるのは仲間の存在なくして有り得ない。

若干数名にはイラッとさせられる場面に度々遭遇するけど、それはそれで楽しみに変換できるのだ。

それ以上に笑いをもたらせてくれるのでね。

ソロはソロで自分と向き合う時間になります。

ソロだとそんなに釣果を気にせずポイント選べるし、行き当たりばったり楽しめますよね。

いろいろ考えるお年頃には、一人で過ごす時間も大切なのです。

「お酒」

なんだか良く分かりませんが、その日の晩における反省会のお酒は格別なのです。

これにはごちゃごちゃした理屈は必要ありません。

美味しいのだから、美味しいのです。

このお酒が美味しいと言う要素、年々大切になっている気がします。

仲間とワイワイ笑いが絶えない反省会

ソロでのなんとも充実した反省会

どちらも美味しいお酒となります。

フライフィッシングとお酒関係なくない？　と思う方いらっしゃると思いますが

何を隠そうとても関係が深いのです！（自分の場合は！）

「妄想力(想像力)＆探求心」

やはりコレめっちゃ大切です。

妄想して妄想して妄想して妄想して妄想して妄想して妄想して妄想して妄想して妄想する

探し求めて探し求めて探し求めて探し求めて探し求めて探し求めて探し求めて探し求める

その時々の一瞬を大切にする。

その時々の一瞬を楽しむ。

その為にフライフィッシングでは、この「妄想力(想像力)＆探求心」が大切であり魅力なんだと思うのです。

フライ歴は28年？ぐらいになりますね。

その楽しみ方は少しづつ変化しています。

これは良い変化であって、必然なんだと思います。

魚を釣る事だけに熱くなっていたあの頃とはだいぶ変わりました。

今では、釣る事意外も含めてフライフィッシングの楽しさと言う大きな魅力に包まれています。

フライフィッシングにおける入口の敷居はハッキリ言って高いと思います。

揃える道具は多いし、毎年のように値段が上がり財布に優しくないですよね。

最初は本当に最小限の出費が良いです。

そして、何と言っても覚える事が多く学ぶことが多い。

奥が深く、学ぶことは多岐にわたる。

それがフライフィッシングの楽しさの一つと理解するには少しだけ時間が必要だったりする。

これだけアレコレ書いといてなんだが、なんだか難しそう・・・

と思う人が多いと思います。

奥深さがあって、何時までも探求出来る楽しさがあると言う事には、ある程度難しいと言う要素は必要なはずです。

簡単に答えが見つかっては

簡単に習得出来てしまっては

人間って速攻飽きてしまう生き物ですからね。

平均年齢高い業界です。

若い女性、カモーーーン！！

何時まで経っても成長出来ない自分の事を棚に上げ・・・

奥深さと表現したことは・・・

ツッコミなしでお願い致しますm(__)m

ちなみに・・・

わたくし、釣りを趣味としているが、普段から魚は全く食べません！！

以前は全く食べられなかったのですが、最近は少し克服出来て接待の時は食べられるようになりました。

いろいろと書きましたが、フライフィッシングの魅力や楽しみ方は人それぞれであって良いはずです。

　※マナーやルールは大切ね！

この先、今みたいな楽しみ方を何時まで続けられるか分からないけど・・・

自分自身の楽しみ方も大切にしつつ、いろんな仲間や友人との時間を大切にし楽しみたいと思います！