フライマンである事を忘れられそうなぐらいフライネタを投稿してないので・・・
ここらで一度ドライフライについて個人的な見解を整理しておこう!
素人が偉そうな事言って、と言うご指摘はごもっともですが
あくまでも個人的な見解です、予めご了承ください。
良い子のみなさんは鵜呑みにしないでね。
整理してみて改めて思う
文章にするのムズイ!
でも、文章で整理するって、振り返りには大切ですからね。
10年後とかに見返した際に、ないグダグダ言ってやがんだ! と酒の肴になりそうな気もするけど
それも楽しみの一つです。
間違った見解を堂々と文章に残してしまうと言うリスクもあるが・・・
もしかしたらとても恥ずかしい思いをするかもしれないが・・・
恐れず行きたいと思います。
少々長文になります、ご興味がない方はパスして頂ければと思います。
何分文章表現能力乏しくて、すんません。
■前提条件
・激しいプレッシャー下で鍛えられたスレスレで激渋な強者は対象外とする。
・シャックなどの偏食を好んでいる強者は対象外とする。
・ミッジは対象外とする。(見えないので)
・あくまでも自分が楽しんでいるフィールドでの経験によるものである。
・魚の気持ちを代弁する事は出来ないので、あくまでも人間側の見解である。
・魚より人間にライズさせる方が楽である。
■シルエット
魚から見た時のシルエット、とにかく大事。
季節や魚の生息域、その時の条件によりこのシルエットに求めるものは変わると思う。
水生昆虫でも陸生昆虫でも、季節や種類により変わりますよね。
当然個体差もありますよね。
だからと言って、コマーシャルフライのように”綺麗に”巻いたパターンのシルエットの事を言っているわけではありません。
これ、言葉で言い表すの難しいですが、ボディのシルエット、ウィングのシルエット、それぞれポイントです。
教科書通りではないと言う意味も含めます。
■水面上での姿勢
水面を流れる虫が必ずしも整った状態で流れるとは限りません。
枯葉や小枝にライズする場合だってある。
にも拘わらず、フライでは水面上の姿勢で反応が大きく変わる。
タイイングの際にバランス悪いなと思うと、ほとんど水面上で狙った姿勢にならず仕事してくれません。
流れる虫だって様々な状態で流れるから、みんながみんな綺麗に流れているわけではないのに・・・
ドライフライにおける水面上での姿勢と言うのはとても重要な要素です。
■サイズ
小さければ良いとは限らない。もちろん季節や条件にもよる。
自分は大きいサイズのフライがメインですが、水面上での姿勢と魚が見ているシルエットが
合えば大きいフライの方が有効的だと感じる場面多いです。
岩魚と天女魚&山女ではサイズは変えた方が良いですね。
もちろん、春先やお盆明け、フィールドによっても小さめのサイズを選択する。
夏の渇水時期では2サイズぐらい落とすのも定番ですよね。
その時々でマッチしたサイズなんだけど、必ずしも小さいのと言うわけではない。
普段使いのサイズはみんなが思っている以上に大きいです。
大物が陣取っている一級ポイントには、その他小物はなかなか寄り付けない。
大物は警戒心が強いからそんなやすやすと水面には現れない。
エグレに隠れていいる大物を引きづり出すにも同様な事が言える場面がある。
だから、大きいサイズのフライでアピールして気付かせると言う意図もある。
でも、わたしく、メインターゲットはおチビなんですけどね。
■カラー
季節により変わります。
捕食対象物の移り変わりに適応するのが一番スタンダード。
魚は人間のようにRGBのカラーでは判別出来ないと言われている。
だから、魚が判別できるカラーの特徴を把握する事が大事!(もちろん、なんとなくですけどね)
ぶら下がり系など、水面下でアピールするパターンのボディカラーはテカテカ系よりマットなカラーの方をより好む。
よって、人間様がライズするカラーを魚が好むとは限らない。
でも、人間様がライズするカラーもある意味大事だったりする。
■ボディ
全般的に細身が好みです。
女性はグラマラスが好みです。
パターンによってはファットなボディを好む場合もあるが基本はスリム系です。
メイフライはもちろんですが、テレストリアルでも極端に肉付きを良くしない。
バランスの範疇内です。
おっさんのウエスト周りにある不必要な脂肪は邪魔なのと同じ!
ダビング材にしても、その他ボディに使うマテリアルにしても、基本はシュッとした体形を維持させます。
パターンによってはクビレを強調する場合もある。
基本、誰でもクビレは好物ですよね。
真夏の源流で大らかな岩魚相手にする時は、ビッグフラ~~イ! 使います。
そのフライのボディはとても魅力的なボディを意識してます。
■ウィング
とにかく大きい
大きいけど、絶対に厚くしない。
例えば、ハックルはフックサイズに対し2番手は大きいのは極当たり前。
パターンによってはもっと大きい。
フックサイズに合わせてハックルサイズを決める事は全くなくなった。
でも、絶対に厚く巻かない、これは吸い込みやすさよりもシルエットと姿勢がキモ。
目に優しいと言うのもあるが、それだけではなく魚の反応の違いから辿り着いた結論。
CDCは綺麗にカットせず基本乱切り、但しCDCは濡れるとモノクソ細く纏まるので
水分吸収すると当然重くなる。
そこには幾つもの工夫が必要。
■リアル性
リアルに虫に似せると言う事はほとんど意識していない。
たまに、リアルな雰囲気をかもし出したくなることあるけど
リアルに似せたからと言って、魚が認めてくれるとは限らない。
いや、むしろ”リアル”よりも、”らしさ”が大切で、重視しているポイント。
要するに雰囲気です。
リアル性でもっとも釣れるのは人間です、間違いない。
■撥水性&浮力
妄想による工夫が大事。
タイイング時に幾つか工夫してます。 完成後にも処理してます。
これにより復活しやすくなったり持続性が高まったりする、と思う。
これは個人的な感想だけではなく、フライを提供している人みんな同様の感想を頂けるので、たぶんそうなのだと思う。
現場でのストレス軽減にも繋がるから結構大事だと思う。
ポッカリ浮かす、水面に張り付かせる、水面直下でアピールさせる、それぞれ違いがある。
どんな工夫?
文章で表現するのムズイ、拙い文章力ではうまく表現出来ませんでした。
すんません。企業秘密と致します。
■タイイングで意識していること
”綺麗に”巻いたからと言ってシルエットが魅力的になるとは限らない。
”綺麗に”巻いたからと言って姿勢が整うとは限らない。
コマーシャルフライ的な綺麗さは全く意識してない。
かと言って、適当に巻いたフライはほぼほぼゴミとなる。
キモとなるポイントをしっかり抑えたタイイングとなるかが大切である。
スレッドワークは巻きすぎない。
何重にもグルグル巻けばしっかり固定出来るとは限らない。
巻く際には力の強弱ポイントとなる。
常に力んで巻かなくとも、しっかりポイントを踏まえ、抑えるところを抑えればフライとしての強度は保てる。
手数は少なく、要領よくちゃっちゃと巻く方が納得出来るフライが巻けたりする。
料理と一緒で、仕込み(準備)も大事だったりする。
■妄想力
タイイングの時、何気に大事なのがこの妄想力だと思う。
タイイングは完全に我流です。
だから、常識に捕らわれず、自由な発想による妄想力が新たな発見を生む。
実践から得られる情報を元に改良を繰り返す、これとにかく大事
机上の空論だけではなく、実践から得る活きた情報をいかに活用出来るか、です。
ふとした時に思いついたアイデアを形にするにはどうしたら良いか?
小さい脳ミソを活用する
たまに遊び心を盛り込んでみたりする
ボケ防止にはもってこいです。
そして、妄想力は若さを保つ秘訣なのだ。
■マテリアル
とにかく品質大事です。
安かろう悪かろうは当然です。
なんでも一緒? いやいや全然違います!
釣れるときは何でも釣れるけど・・・
この品質を妥協すると絶対に後悔します。
だから、マテリアルの目利きは鍛える必要がある。
信用出来るところから仕入れるのも大事。
目利きのコツは機密情報なので割愛します。
と言いたいところですが、単に言葉で表せるボキャブラリーがないだけです。
マニュアル通りのマテリアルしか成り立たないと言う視点を一度捨てる。
意外なものから新たなパターンが生まれる事もある。
だから、フライ用品以外のマテリアルにも興味を示す、これ実に面白い。
■その他
魚のスレ具合でパターンは変えます。
吸い込みやすさとかシルエットとか、その時々で引き出し総動員でアレコレ試します。
まぁ何やってもムリ! って時は潔く諦めます。
諦めは早い方ですね。
同じポイントを時間掛けてって事はあまりしません。
たまに絶対いる!って時は粘るけどね。
基本、わたしく同じパターンでずっと釣り上がると言う事はしません。
とにかく頻繁にパターン変えます。
その日の傾向を掴んだ後でもパターン変えます。
釣れるパターンでずっと通すよりも、得るものが多いからね。
どんなパターンでもOKと言う日が、稀にありますが、そういう時の情報はなるべく控えめに記憶しておくようにする。
最近は、覚えようと思っても速攻忘れてしまうけど・・・
試行錯誤しアレコレ試して得た情報を、タイイングに活かす。
その為には定番パターンとは違うパターンをあえてタイイングしといて、その反応をフィードバックする。
そんな楽しみ方を意識してます。
ストマックポンプを最後に使ったのは20年ほど前
それも数える程度です。
だから、実際のところマッチザハッチかどうかと問われると正解は分かりません!
魚を釣ると言うスキルが低い分、フライにかなり助けられてます!
偉そうに言ってるけど、見切られる一番の要因はティペットだったりすることが多々あったりする(^^ゞ
偉そうに言ってるけど、本当のところ釣果に結びついているかはツッコミなしでお願いします( ̄▽ ̄;)
偉そうに言ってるけど、魚の気持ちは分からないです(・_・;)
自然が相手、生き物が相手、絶対的な正解がないのが、楽しさの中では一番の要因だと思います。
常に勉強です。
その割に成長が進まないのは・・・見なかった事にし精進していきます。
多くのエキスパートフライマンと同行させて頂いて分かった事が一つあります。
釣りが上手い人は、フライなんでもOKなんですよね。
本当にそれで釣るの? と言うフライ使っても、大物仕留めます。
フライに拘るのが馬鹿らしくなるぐらい釣ります。
ですから、能書きは釣りがなかなか上達しない素人の戯言とも言うのです(^^ゞ
以上!!