友人であるダッシュからロッドリペアの依頼です。
夏合宿で転倒しロッドのグリップエンドをポキッと逝ってしまったロッドのリペアです。
リールシートが折れたわけではなく、グリップエンドのコルクがもげたって感じです。
その際、キャップは行方不明となる。
日本経済のためにはおニューロッドを新調させるべきだが
十分他で散財していようだしね。
リールシートごと交換ならプロに頼んだ方が早いし確実、これ実体験済です。
でも、これなら自分でもリペア可能と判断し、必要なパーツを手配します。
最近はコルク単品で販売してるとこ少ないようです。
何人かの釣友に確認しつつネット徘徊です。
PCでウロウロしていた時は見つからなかったが、通勤途中スマホで探していたら見つけた!
でも、サイトが余り更新してないようだし、現在取り扱っているか微妙な雰囲気。
とりあえず注文してみて反応を見よう! とポチっと・・・
対応は素早く注文から数日で届いた。
グレードAを注文、悪くないです。
※ポルトガル産らしい
2個頼んだのだが送料の方が高くつく(汗
穴が狭い・・・
電動ドリルで0.5㎜ほど穴を拡張します。
0.5㎜なんて芸当無理なので勘で行きます。
コルクに穴開けるのは少し気を使います。
接着しちゃえば分からないから少々雑でも構わないんだがね。
まぐれでドンピシャサイズにあきました。
お次はキャップ&リングです。
こちらはリールシートとセットなものしか扱っていないとこが多い
行きつけのショップに確認しても単品では扱ってないと。
またまたネットでウロウロし発見!
径が1mm大きかったがどうにかなるだろうとポチっとです。
手元に届き確認すると・・・大きい(汗
これではリールが固定されないぞ。
元のリングは残っていたので、コイツを使えばどうにかなるが
キャップと色違いが気になる。
キャップも当然リールリートの径と比べれば大きい
少し工夫すれば接着は出来るだろう。
でも・・・
やはり気になる。
本人はリールが固定出来ればよいと言ってはいるが
そこはね・・・
ん~~
そうだ、あのショップがあるじゃないか!
自分のSAGEのリールシートを交換してもらったショップに確認し
取り寄せる事にした。
やはりココは妥協すると後で後悔しそうです。(ちょっと大袈裟か)
でも、合計金額で3倍以上(汗
ニッケルメッキコーティングとニッケルシルバ-磨き
要はメッキとシルバーの違いって事で理解。
手元に届き早速確認すると・・・
やっぱこっちでしょ!!
即決です!
まずは、全体的な汚れ落としです。
そして、折れたグリップ部分の成型です。
どこまで生かすか、どこまで削るか。
接着面を出来るだけ平らにし綺麗にしないと圧着しにくくなるしね。
何より仕上がりが汚くなる。
やはり、一番の心配は接着です。
普通両サイドからクランプで圧着するけど、この状態ではね。
汚れるといけないので
まず普通のビニールを巻き付けます。
その上からマスキングテープをグルグル巻きつけ
更に、養生テープで保護します。
自分のロッドならここまで気を使わないな。
エポキシにするか、スーパーセメダインにするか悩んだ挙句
エポキシを使う事にした、特に理由なし!
こんな感じ、無理やり感満載ですね(笑
しっかり接着するには、接着剤はケチらず出来るだけ強く圧着する。
でも、コルクに染み出過ぎると汚くなるから
この辺の加減は勘です。
引き出しの下が丁度良かったので、2㎏の鉄アレイ置いて、気休めでも圧をかけます。
1時間ほど寝かせ・・・
接着面は・・・
イイ感じ!
お次は鉄ヤスリで成形。
とにかくコルクは柔らかいので削り過ぎに要注意です。
ちょっと力を入れるだけでざっくり行きます。
ある程度のところまで行ったら、少しづつ全体を満遍なくゆっくり削ります。
やり過ぎたら取り戻せないので慎重に。
最後の最後にやらかすわけにはいかない、ココは集中です。
サンドペーパー#320で整えたら仕上げに#600で軽く磨きます。
ここまでくれば、なんとか見えてきました。
ついでに、特別サービスしてリールシートとグリップ全体を磨きます!
悪くない!!
新品コルクとの境目はね、そりゃ分かりやすいよね。
マスキングテープが良い仕事をしてくれたおかげで接着剤が染み出る事もなく上出来!
そうそう、ノギスが行方不明で正確に測れず定規&目測でした。
老眼が進んだ目で細かい確認は・・・
新しいノギス買おう。
最後の工程、キャップを接着します。
なんとか形になりました。
耐久性は・・・
持ち主に使って判断してもらおう!
非常事態宣言解除されず・・・
はぁ~~
温泉はいりたーーい!!
まってろ、岩魚に天女魚!!